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翻訳雑記

翻訳会社の選び方

翻訳を依頼する会社を選ぶ際に目安となる基準をご紹介します。

翻訳会社を選ぶ際は価格を基準にされる方も多いかと思いますが、一般的に価格と翻訳の品質は比例します。

価格が高いことによってスキルの高いプロ翻訳者に翻訳を割り当てることができ、また納期によっても異なりますが、一般的には翻訳者が翻訳作業にかける時間を増やすことができ、また翻訳会社の担当者が社内で納品前に品質管理(翻訳チェックやレイアウトなど)にかける時間も増やすことができます。

大手の翻訳会社になるほど人件費、家賃、広告費などに経費がかかることが多いので翻訳料金も割高になる傾向があり、また社内にチェックや品質管理担当の専用スタッフを置いて品質管理に力を入れているケースが多いです。

最近では、翻訳業界の価格破壊に伴って相場よりもかなり低い価格で翻訳の依頼を引き受ける激安翻訳会社も増えてきていますが、激安で翻訳の依頼を引き受けた場合はスキルの低い翻訳者が翻訳せざるを得ない場合も多く、また十分な品質管理も行えません。

極端な安価で翻訳を引き受ける会社には、外部の安く翻訳を引き受けるスキルの低い駆け出し翻訳者や英語が得意な学生に翻訳を丸投げし、チェックもせずにそのまま顧客に納品するという会社も多いです。

弊社は少人数の翻訳者で運営している子規模の翻訳会社ですが、品質管理体制を整備し、大手の翻訳会社に引けをとらない高品質の翻訳をできるだけ安い価格(大手翻訳会社と激安翻訳会社の中間程度の価格)で提供することを目標としています。

弊社では営業の専任スタッフは置いておらず、既存のお客様を大切にして翻訳作業に注力することにより品質を向上することに努め、リピート顧客を増やすことで安定した売上を確保しています。

また、広告費や家賃などの経費にも必要以上にお金をかけず、可能な限り経費を削減することによって、品質を維持しながらも翻訳料金を安くすることに努めています。

フリーランスで働くプロ翻訳者は複数の翻訳会社に登録している場合が多いので、特定の専門分野の翻訳案件を別々の翻訳会社に依頼したとしても、実際に翻訳するのは同じ翻訳者というケースもありますが、その場合は翻訳会社の品質管理体制によって品質が変わってきます。

ただ、いくら品質管理を行ったとしても、翻訳の品質は翻訳者によって決まる部分が多いので、翻訳者を選ぶ翻訳会社の担当者(翻訳コーディネーター)のスキルが重要になってきます。

翻訳コーディネーターが、顧客が依頼する翻訳の元原稿の難易度および登録している翻訳者の能力を判断し、その案件に適切な翻訳者を選ぶスキルを有していることが必要になります。

弊社では、翻訳者として実績のあるスタッフが翻訳コーディネーターを兼務しておりますので、ご依頼いただいた案件に合致した適切な翻訳者を選ぶことができます。

急いでいて品質は気にせず、とりあえず内容がわかればいいという場合は激安の翻訳会社、予算を気にせず、ボリュームのある案件で品質も重視する場合は大手翻訳会社、価格・品質ともに重視する場合は品質管理体制を整えている中小翻訳会社など、目的によって翻訳会社を選ばれてみてはいかがでしょうか。