多言語翻訳サービスを提供する翻訳会社の品質は?弊社が英語専門である理由
弊社は英語専門の翻訳会社(英語から日本語、または日本語から英語の翻訳のみを取り扱う会社)なのですが、英語以外にも例えば中国語、スペイン語、フランス語など多言語の翻訳サービスを提供している翻訳会社もあります。
弊社が英語専門である理由としては、第1に、英語は世界共通言語であり、英語のみで多くの翻訳需要をカバーできることにあります。
英語圏以外の国々における企業とビジネスをする際にも英語でやり取りされることが多いですし、実際、弊社に翻訳をご依頼されるお客様の多くは中国やヨーロッパの企業とビジネスをされていますが、そのやり取りのほとんどは英語でなされます。
英語以外の翻訳が必要になるケースとしては、現地に進出して現地の人たちと協力してビジネスを行うケースや、相手側の立場が強い(例えば、親会社とか)ケースなどが挙げられるのではないでしょうか。
第2に、弊社は少数の翻訳者で運営をしており、日本語と英語以外の言語を(翻訳ができる高いレベルで)使用できるスタッフがいないことが挙げられます。
弊社の翻訳作業の流れとしては、お客様から翻訳依頼を受けた後、社内翻訳者または外部委託のフリーランス翻訳者が翻訳を行い、その後は弊社内で翻訳チェックを行ってからお客様に納品する形となります。
弊社内で翻訳を担当できるスタッフがいなくても、外部のフリーランス翻訳者に委託すれば英語以外の言語の翻訳依頼を請け負うことも可能なのですが、その場合は弊社内で翻訳チェックを行うことができません。
翻訳チェックも外部に委託するという方法もありますが、やはり最終的に弊社内でチェックを行うことができない以上、品質面には不安が残ります。
ですので、品質管理の観点からも弊社としては英語の翻訳依頼のみを請け負っています。
たまにお客様から英語以外の翻訳をやっていないかとお問い合わせを受けることもありますが、知り合いの翻訳者や翻訳会社に当該言語の翻訳をできる人がいる場合は紹介するに留め、弊社が英語以外の言語の依頼を請け負うことは(少なくとも現時点では)ありません。
多言語翻訳サービスを提供している翻訳会社の中には、例えば大手翻訳会社のように社内に多言語に渡る翻訳者や翻訳チェッカーがいる会社もあるでしょうが、翻訳やチェックを全て外部に委託している会社もあると思われます。
弊社でも中国や韓国の翻訳会社からよく売り込みのメールをいただくのですが、社内で最終チェックを行うことができない限り、丸投げになってしまって品質の担保ができないので、やはり英語以外の翻訳依頼は受けないという結論になります。
多言語翻訳サービスを提供している会社に翻訳依頼をご検討されている方は、より良い翻訳サービスを受けるためにも、社内または社外の翻訳者が翻訳を行っているか、翻訳チェックなどの品質管理はどのように行っているかなどを確認してからご依頼された方が良いのではないかと思います。